Ubuntu 20.04では、デスクトップに配置してあるアイコンは、Desktop Iconsというシステムの拡張機能によって管理されています。
そのため、NautilusやThunarのようなファイルマネージャとの間で、ドラッグ&ドロップによるファイルの移動ができません。
Desktop Icons NG (DING) - GNOME Shell 拡張機能
デスクトップとファイルマネージャの間でファイルのやり取りを有効にするには、Desktop Icons NG GNOME Shell 拡張機能を使います。
Desktop Icons NGは、オリジナルのDesktop Iconsから派生したもので、デスクトップとのドラッグ&ドロップを有効にするなど、いくつかの機能が追加されています。
【動作確認 Ubuntu 20.04, Desktop Icons NG 0.11.0】
Ubuntu 20.04で古い有線マウスから新しい無線マウスに変更したときなど、あまりにも速いマウスカーソルの動きに驚くと思います。
xset : user preference utility for X - Linux man page
システム設定の「マウスとタッチパッド」にある「マウスの速度」のスライダーで調整すれば、ある程度カーソルの速度を落とすことはできます。
しかし、かなり遅い設定にして使っても、古い有線マウスと比べると、カーソルの動きが敏感で違和感が残ります。
マウスの速度をさらに調整したいときは、Xのユーザー設定ユーティリティである「xset」コマンドを使いましょう。
マウスの「加速度」と「しきい値」のパラメーターを変更することで、マウスの感度を古い有線マウスに近づけることができます。
Ubuntu 20.04標準のTotemやSMPlayerなどの動画プレイヤーでは、Flash (swf)ファイルは再生できません。また、Google ChromeのFlashサポートは終了しているため、ブラウザウィンドウで開くこともできません。
Ubuntu 18.04まではGnashというローカルのFlash (swf)ファイルを再生するためのアプリがあったのですが、Ubuntu 20.04には提供されていません。
また、Adobe Flash Playerは2020年12月にサポート終了となるので、それ以降はFlash (swf)ファイルが再生できなくなります。
昔保存したFlashゲームなどを2021年以降でも再生したいときは、早めにFlash Playerをダウンロードしておきましょう。
Ubuntu 20.04を動作させているパソコンのCPU、メモリ、マザーボード、グラフィックなどのハードウェア情報をまとめて表示するアプリやコマンドを紹介します。
WindowsにはCPU-Zというタブ形式でハードウェア情報を表示するツールがありますが、それと同等の機能を持つのがCPU-Xです。
左からCPU、キャッシュ、マザーボードのように並んだタブを切り替えて、Ubuntu 20.04のハードウェア情報を表示していきましょう。
また、システムタブではLinuxカーネルやUbuntuのバージョンを確認することもできます。
インストール不要のAppImageとして提供されているので、GitHubのリリースページから「CPU-X-v4.0.0-x86_64.AppImage」をダウンロードして、ファイルのプロパティから実行権限を与えれば起動できます。
【動作確認 Ubuntu 20.04, CPU-X 4.0.0】
Ubuntu 20.04にはデフォルトで、音量をミュートする機能はありません。
音を消したいときは、ノートPCのファンクションキーで消音にすればいいのですが、もっと簡単にミュートしたいときにおすすめなのが、Toggle Mute on Middle Click GNOME Shell 拡張機能です。
Toggle Mute on Middle Click - GNOME Shell 拡張機能
Ubuntu 20.04に拡張機能をインストールすると、システムトレイにある音量アイコンに、音量をミュートする機能が追加されます。
消音の仕方はいたってシンプルで、マウスの中ボタンで音量アイコンをクリックするだけです。また、元の音量に戻したいときは、もう一度クリックします。
Ubuntu 18.04では、システムトレイメニューの下部に「設定」「ロック」「電源」の3つの丸いアイコンがあったので、シャットダウンしたいときは「電源」アイコンをクリックするだけで済みました。
Ubuntu 20.04のメニューはレイアウト変更されており、「電源オフ/ログアウト」メニューが一番下に表示されます。
このメニューをクリックしただけでは電源オフはできず、さらにサブメニューとして「電源オフ」が表示されるので、シャットダウンするための手順が一つ増えたことになります。
最近のLinux用アイコンテーマは、複数のアイコンをミックスして作成されているので統一感に欠け、また、特徴がわかりにくくなっているものがほとんどです。
Abyss-Icon-Superpack [introducing Suru-GLOW] - Gnome-look.org
Ubuntu 20.04のアイコンを単色で統一されたデザインにできるのが、Abyssアイコンテーマです。
「DEEP(淡い青色)」「INK(紫色)」「ENVY(ライムグリーン)」「BLOOD(赤茶色)」の4色のバリエーションがあり、すべてがグラデーションが美しいベクターアイコンです。
また、アイコンの形状はSuruアイコンをベースにしているので、ほとんどすべてのアプリケーションをカバーできます。
【動作確認 Ubuntu 20.04, Abyss-Icon-Superpack 1.6.2】
Copyright © 2009-2022 Ubuntuアプリのいいところ. All Rights Reserved.