Ubuntu 18.04をインストールしたら、まず、「半角/全角」キーで日本語入力できるようにしましょう。
トップバー右側にあるシステムアイコンをクリックして、メニュー左下にあるツールアイコンからシステム設定を開きます。
「地域と言語」を選んだら、「入力ソース」にある「日本語 (Mozc)」をその下の矢印アイコンで上に移動します。
あとは、「半角/全角」キーを押して、日本語入力ができることを確認しましょう。
また、日本語入力時にはカーソルの下の小窓に候補やリアルタイム変換が表示されますが、これらを非表示にしたいときは、Ubuntu Dockの一番下にある「アプリケーションの表示」から「Mozc」で検索して、「Mozcの設定」を開きます。
「サジェスト」タブにあるサジェストの自動表示を2つともオフに、また、リアルタイム変換もオフにすれば、以後、日本語入力するときにカーソルの下に小窓が表示されなくなります。
壁紙の変更は、システム設定の「背景」の左側にある画像をクリックすれば自由に変更することができますが、ロック画面は、ここでの変更が反映されないという不具合があります。
ロック画面の背景を変更するには、手動でCSSファイルを編集する必要があります。
まず、端末から以下のコマンドで、GDM3のCSSファイルを開きます。
$ sudo gedit /etc/alternatives/gdm3.css
次に、「lockDialogGroup」セレクタを検索して表示します。
#lockDialogGroup { background: #2c001e url(file:///home/(ユーザー名)/ピクチャ/lockbg.jpg); background-repeat: repeat; }
「background」タグに続くurlが、ロック画面の背景画像へのパスになります。
例えば、「lockbg.jpg」のようなファイル名で背景に設定したい画像を指定しておけば、以後、別の画像に変更したいときも、ファイル名だけ同じにして上書きすればよく、いちいちcssファイルを編集する手間が省けます。
Ubuntu 18.04では、使用履歴の記録や問題の報告、また、ネットワーク接続など、いくつかのプライバシー情報が取得されるようになっています。
プライバシー情報を取得されたくないときは、システム設定の「プライバシー」で変更しましょう。
まず、自動的に画面がロックされるのを防ぐには、「画面ロック」をクリックしてオフに設定します。
「位置情報サービス」「使用と履歴」「接続性の確認」もオフにして、「問題の報告」は「手動」に変更しておきましょう。
「ゴミ箱と一時ファイルの削除」は、時間経過で自動的にそれらを削除するかの設定ですが、個人使用のPCであれば、オフのままでいいでしょう。
Ubuntu 18.04では、ファイルを削除するときなどに、警告音(ビープ音)が鳴るように設定されています。
この警告音をオフにするには、システム設定の「サウンド」を開き、「音響効果」タブにある「警告音の音量」スイッチをオフにしましょう。
Ubuntu 18.04でアプリケーションを起動すると、そのウィンドウが常に最大化されて開かれます。
$ gsettings set org.gnome.mutter auto-maximize false
ウィンドウを最大化せずに、前回と同じサイズで開きたいときは、端末から上記コマンドを実行しましょう。
Ubuntu 18.04では、たびたび「システムプログラムの問題が見つかりました。今すぐこの問題を報告しますか?」というメッセージが表示されます。
このメッセージを表示しないようにするには、まず、端末から以下のコマンドを実行して、テキストエディタでapportファイルを開きます。
$ sudo gedit /etc/default/apport
一番下の行を「enabled=0」にして保存します。
# set this to 0 to disable apport, or to 1 to enable it # you can temporarily override this with # sudo service apport start force_start=1 enabled=0
これで、システムエラーの報告メッセージが表示されなくなります。
Ubuntu 18.04のソフトウェアセンターからインストールできるのは、オープンソース版の「Chromium」のみです。
公式のGoogle Chromeは、debパッケージをダウンロードしてインストールする必要があります。
Chromeのダウンロードページにアクセスしたら、「Chromeをダウンロード」ボタンをクリックします。
パソコン版 Chrome ダウンロード https://www.google.co.jp/chrome/index.html
「Chrome for Linux をダウンロード」画面が開くので、「同意してインストール」ボタンをクリックします。
ダイアログが開くので「ファイルを保存する」オプションを選択して「OK」ボタンをクリックすると、「google-chrome-stable_current_amd64.deb (52MB)」がダウンロードされます。
あとは、ダウンロードしたdebパッケージをダブルクリックして、Ubuntuソフトウェアを使ってGoogle Chromeをインストールしましょう。
Ubuntu 18.04でGNOME Shell Extensionsから拡張機能をインストールするには、「GNOME Shell integration」Chrome拡張機能と、「chrome-gnome-shell」パッケージの2つのインストールが必要になります。
まず、Chrome ウェブストアから、GNOME Shell integrationをインストールします。
GNOME Shell integration - Chrome ウェブストア https://chrome.google.com/webstore/detail/gnome-shell-integration/gphhapmejobijbbhgpjhcjognlahblep
次に、端末から以下のコマンドを実行して、「chrome-gnome-shell」をインストールします。
$ sudo apt-get install chrome-gnome-shell
これで、GNOME拡張機能をインストールして有効化することができるようになります。
試しに、外付けハードディスクを使っているときにおすすめな、Removable Drive Menu GNOME拡張機能をインストールしてみましょう。
Removable Drive Menuのページにアクセスすると「ON/OFF」スイッチが表示されるので、あとはクリックしてオンにするだけでインストールできます。
また、GNOME拡張機能をアンインストールするには、そのインストールページにアクセスして、「×」アイコンをクリックするだけです。
Ubuntu 18.04のシステム設定では、フォントの種類やサイズを変更することはできません。
フォントをカスタマイズするには、Ubuntuソフトウェアから「GNOME Tweaks」をインストールしましょう。
GNOME Tweaksを起動したら、左側のメニューから「フォント」を選びます。
「ウィンドウタイトル」「インターフェース」「ドキュメント」「等倍」をクリックすると、それぞれのフォントの種類やサイズを変更することができます。
Ubuntu 18.04では、標準の日本語フォントが「Noto CJK JP」に変更になりましたが、ファイルマネージャなどで見ると行間が開きすぎていて、使いづらいですよね。
いままで使っていた日本語フォント「Takao フォント」に戻すには、Synapticパッケージマネージャから「Takao フォント」をインストールしましょう。
「takao」で検索したら、「fonts-takao」「fonts-takao-mincho」「fonts-takao-gothic」「fonts-takao-pgothic」の4つのフォントをすべてインストールします。
あとは、GNOME Tweaksの「フォント」から「Takao Pゴシック Regular」を選びましょう。
Ubuntu 18.04のテーマやアイコンの変更にも、GNOME Tweaksを使います。
ここでは、Ubuntu 18.04をmacOS風にできるテーマとアイコン「macOS High Sierra」を適用してみましょう。
macOS High Sierra - www.gnome-look.org https://www.gnome-look.org/p/1013714/
上記ページにアクセスしたら「Files」タブを選んで、「Sierra-light.tar.xz」と「MacOSX-icon-theme.tar.xz」の2つのファイルをダウンロードして解凍します。
「Sierra-light」がテーマのフォルダ、「MacOSX-icon-theme」の中にある「MacOSX」がアイコンのフォルダです。
端末から「$ sudo nautilus」コマンドを実行して、管理者権限でファイルマネージャを開きます。
サイドバーから「ファイルシステム」を選んで、「/usr/share/themes/」フォルダを表示したら、「Sierra-light」テーマフォルダをコピーします。
同様に「MacOSX」アイコンフォルダを「/usr/share/icons/」フォルダにコピーすればインストールは完了です。
次に、GNOME Shellテーマを有効にするために、User Themes GNOME拡張機能をインストールします。
User Themes - GNOME Shell Extensions https://extensions.gnome.org/extension/19/user-themes/
テーマとアイコンの変更はGNOME Tweaksの「外観」から行います。
「アプリケーション」と「GNOME Shell」のリストからそれぞれ「Sierra-light」を、「アイコン」から「MacOSX」を選べば、Ubuntu 18.04をmacOS風の外観にすることができます。
Ubuntu 18.04を最小インストールした場合、動画プレイヤーや音楽プレイヤーはインストールされないため、追加でインストールする必要があります。
おすすめは、動画や音楽を再生するためのコーデックが内蔵された「SMPlayer」です。
Ubuntuソフトウェアからインストールするだけで、特に追加のパッケージや設定をすることなく、すぐにmp4, mkvやmp3を再生することができます。
ですがこの状態だと、ファイルマネージャに動画のサムネイルが表示されないので、とても不便です。
動画のサムネイルを表示するためには、標準の動画プレイヤーである「ビデオ (Totem)」と「ubuntu-restricted-extras」というコーデックのインストールが必要になります。
ビデオ (Totem)はUbuntuソフトウェアからインストールできますが、ubuntu-restricted-extrasをインストールするには、端末から以下のコマンドを実行します。
$ sudo apt-get install ubuntu-restricted-extras
インストールの途中で「ttf-mscorefonts-installer を設定しています」というメッセージが表示されるので、「了解」にカーソルを合わせ、「Enter」キーでインストールを続けましょう。
さらに、mpg, flv形式などの動画のサムネイルを表示するには、「gstreamer1.0-plugins-ugly」「gstreamer1.0-plugins-bad」も必要になるので、合わせてインストールします。
すべてのインストールが完了したら、ファイルマネージャを開いて動画のサムネイルが表示されることを確認しましょう。
関連記事
Copyright © 2009-2022 Ubuntuアプリのいいところ. All Rights Reserved.
コメントの投稿