信頼性が高く人気のあるUbuntu 18.04 LTSに続くUbuntu 18.10のコードネームは「Cosmic Cuttlefish(コズミック・カトルフィッシュ)」です。
Cosmicの意味は「宇宙の」、Cuttlefishは自在に皮膚の色を変化させ海のカメレオンと呼ばれる「コウイカ」のことなので、日本語名は「宇宙のコウイカ」ですね。
Ubuntu 18.10からはUbuntuのリリーススケジュールに変更があり、前回のリリースから10月リリースは25週間、4月リリースは27週間を経てリリースされるというサイクルになります。
また、アルファリリースやベータ1、ベータ2というリリースはなくなり、ファイナルリリースの直前にベータ版が1回リリースされるだけに変わります。
日付 | 18.10 イベント |
---|---|
2018.9.27 | Beta Freeze, Beta Release |
2018.10.04 | Kernel Freeze |
2018.10.11 | Final Freeze, Release Candidate |
2018.10.18 | Ubuntu 18.10 Final Release |
CosmicCuttlefish ReleaseSchedule - Ubuntu Wiki
Ubuntu 18.10の正式リリースは、2018年10月18日に予定されています。
Ubuntu 18.10はnon-LTSなのでそのサポート期間は、2019年7月までの9ヶ月間になります。
CosmicCuttlefish/ReleaseNotes - Ubuntu Wiki
Ubuntu 18.10のデスクトップ環境には、最新のGNOME 3.30が採用される予定です。
GNOME 3.30は、今までより少ないシステムリソースで軽快に動作し、また、「Podcasts」というポッドキャスト購読のためのアプリが追加されます。
The Best New Features in GNOME 3.30 - OMG! Ubuntu!
Ubuntu 18.10のカーネルは、Linux Kernel 5.0にバージョンアップされる予定です。
新しいメジャーバージョンの5.0ですが、特に革新的なリリースというわけではなく、セキュリティの強化やバグフィックスなど、通常のリリースにとどまるようです。
Ubuntu 18.10のデフォルトテーマは、従来のAmbianceではなく新しいテーマが採用されます。新テーマ名は「Yaru」で、これは日本語の「やる」を意味します。
Yaru - 新しいUbuntuのデフォルトテーマの名称は日本語の「やる」
他にも、Snapアプリの起動が通常アプリと同等に速くなる、データ通信量を節約する「Low Bandwidth Mode」が搭載される、などが挙げられます。
LTS直後の10月リリースなので、特に目玉となるような新機能や改善点はありません。
最新のGNOME 3.30が使える、という以外は特にインストールする魅力もないので、安定して5年間使えるUbuntu 18.04 LTSを使い続けるのが良いでしょう。
Ubuntu 18.10 Release Date and New Features [Updated] | It's FOSS
Ubuntu 18.10: Everything You Need to Know - OMG! Ubuntu!
Ubuntu 18.10 – Download, Release Date, Features – ThisHosting.Rocks
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