Padlockとは、できるだけシンプルで直観的に操作できるよう開発された、クロスプラットフォームのパスワード管理アプリです。
Padlock - A Minimalist Password Manager
1つのマスターパスワードを覚えているだけで、複数のアカウントのパスワードを管理できるのが、Padlockです。
スカイブルーを基調とした美しいレスポンシブデザインのパスワード管理アプリで、UbuntuなどLinux用にはすぐに使えるAppImageとして提供されています。
クラウドベースなので、Linux, Windows, macOS, Android, iOSなどプラットフォームに係らずパスワードを同期できますが、パスワード情報をサーバーに預けるのは不安という場合は、ローカルのみで使用することも可能です。
【動作確認 Ubuntu 18.04, Padlock 2.7.2】
PadlockをUbuntu 18.04で使うには、トップページにある「Get The App」リンクから「padlock-2.7.2-x86_64.AppImage (51.6MB)」をダウンロードします。
ファイルのプロパティから実行権限を与えたら、ダブルクリックして起動しましょう。
不要になったアプリの削除は、AppImageファイルと初回起動時に生成されるデスクトップ設定ファイル(~/.local/share/applications/Padlock)を削除するだけです。
Padlockを初めて起動すると、まず、セットアップ画面が表示されます。
Padlockはクラウドにも対応しているためメールアドレスが要求されますが、オフラインのみで使う場合は「Use Offline」をクリックして次へ進みます。
マスターパスワードが要求されるので、絶対に忘れないパスワードを入力しましょう。また、パスワードの強度は、その場で判断してくれます。
もう一度確認のためマスターパスワードを入力したらセットアップは完了です。
上部の「+」アイコンクリックで、右側に新規レコードの作成画面が表示されます。
「Enter Record Name」フィールドにアカウント名を、「Username」フィールドにユーザー名を、また、「Password」にパスワードを入力して、新しいアカウント情報を登録しましょう。
パスワードの入力では、ランダムパスワードの生成機能を使うこともできます。
登録したアカウントは左側に表示され、ユーザー名やパスワードをクリックすれば、クリップボードにコピーできます。
コピー後はカウントダウンが開始され、クリップボードの内容は60秒で自動的に消去されます。
なお、パスワード情報はすべて、ホームフォルダ内の隠しフォルダ「~/.config/Padlock/」に保存されるので、バックアップを取りたいときは、このフォルダをコピーしましょう。
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