pastelとは、Rustプログラミング言語で開発された、色の表示や操作をするためのコマンドラインツールです。
GitHub - sharkdp/pastel: A command-line tool to generate, analyze, convert and manipulate colors
専用のGUIを持たずに、端末から色に関する様々な操作を実行できるのが、pastelコマンドです。
端末に色見本を表示してそのカラーコードを確認したり、好きな形式でランダムカラーを生成できます。
【動作確認 Ubuntu 18.04, pastel 0.6.1】
Ubuntu 18.04で動作するpastelコマンドは、Debパッケージとして提供されています。
pastel-GitHubのリリースページにアクセスしたら、「pastel_0.6.1_amd64.deb (659KB)」をダウンロードしましょう。
あとは、ダウンロードしたDebパッケージをダブルクリックして、Ubuntuソフトウェアからインストールするだけです。
pastelコマンドをインストールしたら、まず、実際の色を表示してカラーコードなどの情報を確認してみましょう。
$ pastel color red d64997 "rgb(103,63,241)"
色情報の表示には「color」サブコマンドを使います。色の名前やHEX、RGBで色を指定すれば、その色見本やカラーコードなどを確認できます。
$ pastel format rgb ff8000
次に、カラーコードを他の形式に変換してみましょう。
「format」サブコマンドに続いて、変換先の形式と変換元のカラーコードを指定して実行すると、背景色付きで変換先のカラーコードが表示されます。
$ pastel random -n 15 | pastel format hex
最後に、いくつかのランダムカラーを生成してみましょう。
「random」サブコマンドを使い、「-n」オプションで生成する色の数を指定します。更にカラーコードを指定したい場合は、「format」サブコマンドを続けます。
背景色が色見本になったカラーコードが生成されるので、とてもわかりやすですね。
pastelコマンドには、他にも色の彩度や明度を調整したり、色をミックスする機能などもあります。より詳しく知りたいときは、オプションなしでpastelコマンドを実行してヘルプを参照しましょう。
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