Ubuntu 18.04の端末で、利用可能なWiFiネットワークの一覧を確認するのに便利なのが、nmcliコマンドです。
nmcli: NetworkManager Reference Manual
nmcliコマンドは利用可能なWiFiをスキャンして、そのSSIDや使用チャンネル、回線速度、シグナルの強さ、セキュリティを端末に一覧表示します。
WiFiネットワークはシグナルの強さ順に並び、色と簡易グラフでその強度がひとめでわかります。
【動作確認 Ubuntu 18.04, nmcli 1.10.14】
nmcliコマンドは、Ubuntu 18.04で無線LAN接続を利用するかどうかに関係なく、デフォルトでインストールされているので、すぐに使うことができます。
端末を起動したら、以下のコマンドを実行してみましょう。
$ nmcli dev wifi
もし、WiFi一覧が表示されないときは、トップバーのシステムアイコンから、現在使用しているアクセスポイントをクリックして、「ネットワークを選択」を表示してから、もう一度実行してみてください。
スキャン結果には、左から順に「IN-USE(使用しているWiFiにアスタリスクが付く)」「SSID」「MODE(動作モード)」「CHAN(使用チャンネル)」「RATE(回線速度)」が並び、「SIGNAL」の数値と「BARS」の簡易グラフでシグナルの強さがわかるようになっています。
また、「SECURITY」にはWPA2など設定されているセキュリティも表示されるので、nmcliコマンド1つで、有効なWiFiネットワークの基本情報をすべて確認することができます。
なお、並び順は上からシグナルの強い順で、緑→黄→紫→シアンと色が変化します。
また、表示するフィールドを指定したいときは、「-f」オプションを使いましょう。
$ nmcli -f CHAN,SIGNAL,BARS dev wifi
例えば、チャンネルとシグナルの強さだけ表示したいときは、「-f」オプションに続けて「CHAN,SIGNAL,BARS 」と指定します。
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