Ubuntu 20.04では、ドックの「アプリケーションの表示」アイコンをクリックすると、「アクティビティ」にインストール済みのアプリアイコン一覧が表示されます。
しかし、Synapticパッケージマネージャからインストールした場合や、独自にダウンロードしたDebパッケージをインストールした場合など、アプリ起動のためのアイコンが登録されないことがあります。
そんなときは、デスクトップ設定ファイルを作成して、手動でアイコンを追加してみましょう。
アクティビティにアプリを登録するためのデスクトップ設定ファイルは、テキストエディタで簡単に作成できます。
ここでは、KDEのスクリーンショットツールである「Spectacle」を登録してみます。
新規にテキストファイルを開いたら、以下のエントリを追加しましょう。
[Desktop Entry] Terminal=false Type=Application Name=Spectacle Exec=/usr/bin/spectacle
「Name」エントリが表示するアプリケーション名です。
「Exec」エントリに実行ファイルへのパスを入力します。通常、実行ファイルは「/usr/bin/」フォルダに格納されるので、ファイルマネージャから確認しましょう。
入力が終わったら「Spectacle.desktop」のように、アプリケーション名に拡張子「.desktop」を付けて保存します。
保存したデスクトップ設定ファイルのプロパティを開き、「アクセス権」タブにある「プログラムとして実行可能」をチェックします。
「Ctrl + H」キーで隠しファイルを表示して、「~/.local/share/applications/」フォルダを開き、デスクトップ設定ファイルをコピーすれば完了です。
設定がすべて完了したら、アクティビティから追加登録したアプリケーションを検索してみましょう。
なお、ドックにもアイコンを追加したいときは、アクティビティのアプリアイコンの右クリックメニューから「お気に入りに追加」を選ぶだけです。
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