Ubuntu 20.04では、一部のアプリケーションがSnapパッケージに置き換わっています。
シンプルで長年愛用してきたテキストエディタLeafpadもその一つで、UbuntuソフトウェアからインストールするとSnap版がインストールされます(Snapかどうかはホームフォルダ内の「snap」フォルダに設定ファイルを作るのでわかります)。
Snap版のLeafpadをインストールしてみましたが、外付けハードディスク上にあるテキストファイルが権限なしで開けません、また、カスタムテーマが正常に適用されないという不具合もあり使い物になりません。
Ubuntu 20.04で以前と同じLeafpadを使うには、別途debパッケージ版のLeafpadをダウンロードして、インストールする必要があります。
debパッケージ版のLeafpadをインストールする前に、まず、ローカルdebパッケージをその依存関係を解決しながらインストールできるツール「Gdebiパッケージインストーラー」をインストールしておきましょう。
Gdebiパッケージインストーラーは、Ubuntuソフトウェアから「gdebi」で検索すればインストールできます。
例えば、Ubuntu 18.04からUbuntu 20.04にアップグレードしたときなど、以前はインストールできたアプリケーションが、新しいバージョンのUbuntuではインストールできなくなることがあります。
そんなときに役に立つのが、debパッケージをUbuntuのバージョン別に検索できる「pkgs.org」です。
pkgs.orgにアクセスしたら、検索ボックスから「Leafpad」を検索してみましょう。
すると、Ubuntu 18.04用のパッケージ「leafpad_0.8.18.1-5_amd64.deb」が提供されているのがわかります。
リンクをクリックして個別ページを開いたら、「Download」セクションを探します。
「Binary Package」にあるURLはリンクになっていないため、ブラウザのアドレスバーにコピーしてdebパッケージをダウンロードしましょう。
ダウンロードした「leafpad_0.8.18.1-5_amd64.deb」を右クリックして、「Gdebiパッケージインストーラーで開く」を選びます。
「すべての依存関係が満たされています」と表示されるので、追加のファイルは不要です。
あとは「パッケージをインストール」ボタンをクリックしてインストールすれば、debパッケージ版のLeafpadが使えるようになります。
なお、ここで紹介した方法は他のアプリケーションにも応用できますが、古いバージョンのアプリケーションが新しいUbuntuで動作するとは限らないので、あくまでも自己責任で行ってください。
関連記事
同じカテゴリの最新記事
Copyright © 2009-2020 Ubuntuアプリのいいところ. All Rights Reserved.
これ使いやすくて好みのエディタなんで導入できて助かりました。
ありがとうございました。
ところでLXDE環境で使っているのですが
右クリックでrootで開く方法ありませんか?
環境設定する際に設定ファイルを直接開けたら楽だなーと思いまして…