Ubuntu 20.04を動作させているパソコンのCPU、メモリ、マザーボード、グラフィックなどのハードウェア情報をまとめて表示するアプリやコマンドを紹介します。
WindowsにはCPU-Zというタブ形式でハードウェア情報を表示するツールがありますが、それと同等の機能を持つのがCPU-Xです。
左からCPU、キャッシュ、マザーボードのように並んだタブを切り替えて、Ubuntu 20.04のハードウェア情報を表示していきましょう。
また、システムタブではLinuxカーネルやUbuntuのバージョンを確認することもできます。
インストール不要のAppImageとして提供されているので、GitHubのリリースページから「CPU-X-v4.0.0-x86_64.AppImage」をダウンロードして、ファイルのプロパティから実行権限を与えれば起動できます。
【動作確認 Ubuntu 20.04, CPU-X 4.0.0】
GitHub - lpereira/hardinfo: System profiler and benchmark tool for Linux systems
HardInfoは、Ubuntu 10.04の頃から安定して使えているハードウェア情報ツールです。
ツリー形式で表示されるコンピューターやデバイスの項目を選択して、その情報を取得します。
CPUのベンチマークを測定したり、「Information」メニューから「Generate Report」を選べば、ハードウェア情報をまとめてHTMLに出力することもできます。
Ubuntu 20.04の標準リポジトリに含まれているので、Synapticパッケージマネージャから「hardinfo」で検索するだけでインストールできます。
【動作確認 Ubuntu 20.04, HardInfo 0.6-alpha】
Hardware Lister (lshw-gtk)は、コマンドラインのハードウェア情報ツール「lshw」のGUIフロントエンドです。
lshw-gtkは管理者権限が必要なため、起動時には端末からのパスワード入力が求められます。
起動したら、ツールバーの更新ボタンでハードウェア情報を表示しましょう。
あとは「ノート」-「マザーボード」-「BIOS」のように、カスケードする項目をダブルクリックして、ハードウェア情報を表示していきます。
lshw-gtkもUbuntu 20.04の標準リポジトリに含まれているので、Synapticパッケージマネージャから「lshw-gtk」で検索するだけでインストールできます。
【動作確認 Ubuntu 20.04, lshw-gtk 02.18.85】
GitHub - dylanaraps/neofetch: A command-line system information tool written in bash 3.2+
アスキーアートで描かれたUbuntuのロゴが特徴的なコマンドラインツールが、Neofetchです。
1つの画面で、Ubuntuやカーネルのバージョン、CPUやメモリの他、起動時間や適用しているテーマやアイコンなどの情報を確認することができます。
Ubuntu 20.04には、以下のコマンドを実行すればインストールできます。
$ sudo apt install neofetch
【動作確認 Ubuntu 20.04, Neofetch 7.0.0】
GitHub - smxi/inxi: inxi is a full featured CLI system information tool
基本的なハードウェア情報に加えて、オーディオやグラフィックなど、PCに搭載されているパーツごとの詳細情報を確認できるのが、inxi コマンドです。
オプション無しで実行した場合、CPU、カーネル、メモリ、ストレージなどの基本情報が表示され、例えば、オーディオなら「-A」、グラフィックなら「-G」オプションを付ければ、より詳しい情報を表示できます。
他にも「-w」オプションで端末に天気を表示したり、多彩なオプションが使えるので、「-h」オプションでヘルプを参照しましょう。
Ubuntu 20.04には、以下のコマンドでインストールできます。
$ sudo apt install inxi
【動作確認 Ubuntu 20.04, inxi 3.0.38】
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