Ubuntu 20.04をインストールすると、ホームフォルダ内には、初期フォルダとして「デスクトップ」「ダウンロード」「ドキュメント」などの特殊なフォルダ(アイコンが他と異なる)が生成されます。
先日、誤ってホームフォルダ内の「デスクトップ」フォルダを移動してしまい、それに気づかずにUbuntuを再起動すると、デスクトップにホームフォルダ内のすべてのフォルダが表示されてしまう、といった現象が発生しました。
これは、「デスクトップ」フォルダへのパスが切れたため、「デスクトップ」フォルダのパスが「ホーム」フォルダに置き換わってしまったのが原因です。
他の初期フォルダを削除または移動してしまった場合も同様で、復元するためにはその初期フォルダを元に戻すだけでなく、「user-dirs.dirs」ファイル内に設定されたパスを修正する必要があります。
ホームフォルダ内の初期フォルダを復元するには、まず、ホームフォルダ内にある隠しフォルダ「~/.config/」を開いて、その中にある「user-dirs.dirs」ファイルをメモ帳で開きましょう。
XDG_DESKTOP_DIR="$HOME/" XDG_DOWNLOAD_DIR="$HOME/ダウンロード" XDG_TEMPLATES_DIR="$HOME/" XDG_PUBLICSHARE_DIR="$HOME/" XDG_DOCUMENTS_DIR="$HOME/ドキュメント" XDG_MUSIC_DIR="$HOME/ミュージック" XDG_PICTURES_DIR="$HOME/ピクチャ" XDG_VIDEOS_DIR="$HOME/ビデオ"
ホームフォルダ内の初期フォルダのパスが一覧表示されます。
例えば、デスクトップフォルダを移動した場合は、「XDG_DESKTOP_DIR="$HOME/"」とホームフォルダへのパスに変わっています。
これを復元するには、「XDG_DESKTOP_DIR="$HOME/デスクトップ"」とパスを修正して保存します。
Ubuntuに再ログインしたら、ファイルマネージャを起動して特殊なアイコンに戻っているか、また、サイドバーにそのフォルダが表示されているか確認しましょう。
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