Cairo-Dockとは、アイコンやビュー形式の変更、アプレットによる機能追加など、自由にカスタマイズできるドック形式のランチャーです。
レビューバージョン | インストール方法 | 起動方法 |
---|---|---|
Cairo-Dock 2.2.0-4 | Ubuntuソフトウェアセンターから「cairo-dock」で検索 | 「アプリケーション」メニューの「アクセサリ」から起動 |
Cairo-Dockをインストールすると、アクセサリメニューには「Cairo-Dock(no OpenGL)」と「GLX-Dock(OpenGL版 Cairo-Dock)」の2つが追加されます。
GLX-Dockは、より視覚効果の高いランチャーですが、その動作にはOpenGLをサポートしているビデオカードが必要になります。お使いのPCで正常に表示されないときは、Cairo-Dock(no OpenGL)を使いましょう。
Cairo-Dockへのランチャーの追加は、とても簡単です。
Ubuntuのアプリケーションメニューから、追加したいアプリケーションをCairo-Dockにドラッグ&ドロップするだけです。
また、追加したランチャーアイコンは、ドラッグ&ドロップで自由に並び替えできます。
ランチャーを削除したいときは、Cairo-Dockからドックの外側に向かって、ランチャーアイコンをドラッグ&ドロップすると、雲が消えるようなエフェクトでランチャーが削除されます。
Cairo-Dockを、Ubuntu起動時に自動起動したいときは、Cairo-Dockを右クリックして、メニューから「Cairo-Dock」-「Cairo-Dock 自動起動」を選びます。
自動起動するアプリの設定にCairo-Dockが登録され、次回からのUbuntu起動時に、Cairo-Dockが自動起動されるようになります。
Cairo-Dockの設定をするには、Cairo-Dockを右クリックして、メニューから「Cairo-Dock」-「設定」を選びます。
ドックの表示位置や動作のカスタマイズは、「挙動」タブで行います。
「画面上の配置位置」では、ドックを画面の上下左右、どこに配置するかを設定します。
「メイン・ドックの表示方法」では、ウィンドウとの関係でドックをどのように表示するかを設定します。例えば、「ドックの専用スペースを確保」に設定すると、ドックは常に表示され、ウィンドウが重ならなくなります。
「タスクバー」では、起動しているアプリケーションの表示方法を設定します。「Gnome」に設定すると、現在のワークスペースで起動しているアプリケーションだけが、ドックに表示されるようになります。
右下の「適用」ボタンをクリックすれば、設定した内容がドックに適用されます。
「外観」タブでは、ドックに表示するアイコンやビュー形式を設定します。
「アイコンのテーマの選択」リストからは、Ubuntuにインストールされているアイコンテーマを選ぶことができます。
「アイコンの大きさ」で、ドックに表示するアイコンの大きさを変更します。
Cairo-Dockのアイコンはデフォルトで、左からアプリケーションランチャー、現在起動しているアプリケーション、アプレットの順に並びます。
「アイコンの種類の違いによる並び順」では、これらの並び順を好きなように変更できます。
「ビュー形式」リストでは、ドックの外観を変更できます。
例えば、アイコンテーマを「Faenza」に、ビュー形式を「パネル」に変更すると、このようなドックになります。
Cairo-Dockでは、アプレットを追加することで、アプリケーションメニュー、目的のフォルダをすばやく開くためのクイックブラウザ、ゴミ箱など、様々な機能をドックに追加できます。
アプレットの追加と削除は「アドオン」タブで行います。
例えば、ドックにゴミ箱を追加したいときは、「ゴミ箱」アプレットをチェックします。
必要のないアプレットは、チェックをはずせば、ドックから削除できます。
他にも、ワークスペースを切り替えるスイッチャー、CPUなどを監視するシステムモニター、無線LANの信号の強さを表示するWifiなど、様々なアプレットが利用できます。
それぞれのアプレットの設定は、アプレットを右クリックして、メニューから「このモジュールの設定」を選ぶと変更できます。
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