ImageMagickとは、画像をまとめて処理するのに適した、コマンドラインの画像編集ソフトです。
http://www.imagemagick.org/script/index.php
バージョン | インストール方法 | 起動方法 |
---|---|---|
ImageMagick 8:6.7.7.10 | UbuntuソフトウェアセンターまたはSynapticから「imagemagick」で検索してインストール | 端末からコマンドを実行 |
ImageMagickには、mogrifyというコマンドラインツールが含まれています。
mogrifyコマンドを使えば、グレースケール変換、明るさやコントラストの変更、リサイズなどの画像処理を、複数の画像ファイルに対して一括で実行できます。
mogrifyコマンドには、数十種類のオプションが用意されているのですが、意外と便利なのが画像の一括グレースケール変換です。
ひとつひとつの画像ファイルをグレースケールに変換するなら、GIMPなどの画像編集ソフトでも十分ですが、mogrifyコマンドでは、フォルダ内の画像をまとめてグレースケールに変換できます。
$ mogrify -type Grayscale *.jpg
端末で変換したい画像ファイルのフォルダに移動したら、「-type Grayscale」を付けてコマンドを実行するだけで、すべての画像がグレースケールに変換されます。
なお、mogrifyコマンドでは、すべて上書き保存されるので、必要に応じてバックアップを取っておきましょう。
次に、グレースケール変換した画像の明るさを変更したいときは、「-modulate」オプションを使います。
$ mogrify -modulate 150 *.jpg
オプションの後ろの数値で、100を基準とした明るさを指定できます。
また、コントラストの調整は「contrast」オプションです。
$ mogrify +contrast *.jpg
「-contrast」で強調、「+contrast」でコントラストを弱めます。「-contrast -contrast」のようにオプションを繰り返せば、より効果を高めることができます。
mogrifyコマンドには他にも、「mogrify -resize 50% *.jpg」でリサイズなど、画像一括処理に適した様々なオプションが用意されています。
詳しくは、「ImageMagick Mogrify Command-Line Tool」を参照してください。
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