Ubuntuをバージョンアップすると、それに伴ってリポジトリに含まれるアプリのバージョンも新しくなります。
アプリによっては、「古いバージョンの方が使いやすい」、「新しいバージョンでは機能が削除されている」、「そもそも新バージョンが動作しない」といったことも起こります。
このような場合、アプリの開発元ページなどから、debパッケージをダウンロードしてインストールすれば、古いバージョンのアプリを使うことができるのですが、「ソフトウェアの更新」のたびに表示されてしまい、いちいちチェックを外すのが面倒です。
Ubuntuアプリのバージョンを古いバージョンに固定して、「ソフトウェアの更新」に表示させなくするには、Synapticパッケージマネージャを使います。
例えば、DVD作成ソフトのDVDStylerは、Ubuntu 12.10では正常に動作していましたが、Ubuntu 13.04では、「UIが画面の外に切れて表示されない部分がある」、「DVD書き込みが失敗する」など、使えませんでした。
LINUX PUCKAGES SEARCHのdvdstyler RPM DEB Downloadのページから、古いバージョンの「dvdstyler_2.1-0ubuntu2_i386.deb 」と「dvdstyler-data_2.1-0ubuntu2_all.deb」をダウンロードしてインストールすると、Synapticでは以下のように表示されます。
インストール済みバージョンと最新バージョンが乖離しているため、このままではソフトウェアの更新のたびにアップデート一覧に表示されてしまいます。
古いバージョンに固定したい時は、そのアプリを選択して、「パッケージ」メニューから「バージョンを固定」を選びます。
バージョンを固定されたパッケージは赤く表示され、最新バージョンが現在のインストール済みバージョンと同じになり、以後ソフトウェアの更新には表示されなくなります。
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