smem (Memory reporting tool)とは、Linuxのプロセスごとのメモリ使用量(USS PSS RSS)を確認するコマンドです。
smem memory reporting tool: http://www.selenic.com/smem/
バージョン | インストール方法 | 起動方法 |
---|---|---|
smem 1.3-3 | Ubuntuソフトウェアセンターから「smem」で検索してインストール | 端末からsmemコマンドを実行 |
Linuxでは物理メモリの大部分が、複数のアプリケーションで共有されています。
メモリ使用量の標準的な測定単位がRSS (Resident Set Size)で、これは、実際のメモリ使用量よりも過大に評価されます。
実際にプロセスが占有しているメモリはUSS (Unique Set Size)、そして、USSにプロセス間で均等に配分した共有メモリを加えたものがPSS (Proportional Set Size)で、これが実質的なメモリ使用量になります。
smemでは、コマンドを実行するだけで、プロセスごとのUSS PSS RSSを簡単に確認することができます。
smemをインストールしたら、Ubuntuの端末を起動して、以下のコマンドを実行しましょう。
$ smem
プロセスごとのUSS PSS RSSを確認するだけであれば、特にオプションは必要ありません。
「PID」「ユーザー名」「コマンド」に続いて、「SWAP」「USS」「PSS」「RSS」の順にメモリ使用量が表示されます。
USS PSS RSSの順に、メモリ使用量の数値が大きくなっていくのがわかりますね。
なお、USS PSS RSSは、純粋に物理メモリだけの値です。ハードディスクのメモリ使用は、SWAPに表示されます。
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