KeePassXとは、KeePassX Team が提供するUbuntuのパスワード管理です。
レビューバージョン | インストール方法 | 起動方法 |
---|---|---|
KeePassX 0.3.4 | アプリケーションの追加と削除から「keepassx」で検索 | 「アプリケーション」メニューの「アクセサリ」から起動 |
KeePassXでは、複数のパスワードをパスワードデータベースで管理します。
パスワードデータベースには、マスターキーとして「キーファイル」と「パスワード」の2つのセキュリティを設定できます。
新しいパスワードデータベースを作成するには、「ファイル」メニューから「New Database」を選びます。
「パスワード」ボックスに、データベースを開くためのパスワードを入力します。パスワードボックスの右側にある目のアイコンをクリックすれば、入力したパスワードを確認することもできます。
パスワードだけをマスターキーとすることもできますが、同時にキーファイルを設定するには、キーファイルを保存するためのUSBメモリ等の外部メディアをPC挿入します。
「key File」にチェックを入れて、「Generate Key File」ボタンをクリックします。
キーファイルの作成先のUSBメモリを選択して、キーファイル名を入力して保存すると、USBメモリ上にキーファイルが作成されます(キーファイルの中身はハッシュ値)。
パスワードを再入力するとパスワードデータベースが開くので、「ファイル」メニューから「名前を付けてデータベースを保存」を選んで、データベースを保存します。
マスターキーにキーファイルを設定している場合、正しいキーファイルを指定しないでパスワードデータベースを開こうとすると、エラーが発生して開くことができません。
キーファイルは普通にコピーできてしまい、コピーしたキーファイルでもデータベースを開けるので、厳重に保管しましょう。
もちろん、キーファイルだけを指定してデータベースを開こうとしても、パスワードを正確に入力しなければ、開くことはできません。
KeePassXでは、二重のセキュリティでパスワードを管理できるので、より安全ということですね。
KeePassXにパスワードエントリを追加するには、パスワードを追加したいグループを選択して、「編集」メニューから「Add New Entry」をえらびます。
WebサイトやWebアプリの「ユーザー名」「URL」「パスワード」を入力します。
ランダムパスワードを新しく生成したいときは、「生成」ボタンをクリックすると、「パスワードジェネレータ」が開きます。
パスワードジェネレータでは、使用する文字や長さを指定して、新しくランダムパスワードを作成することができます。
「New Entry」画面で、必要な情報の入力が終わったら、「OK」ボタンをクリックすると、パスワードエントリが追加されます。
KeePassXで、パスワードエントリを右クリックすると、登録されているユーザー名やパスワードをクリップボードにコピーできます。
また、KeePassXでは、クリップボードにコピーしたユーザー名やパスワードを、自動的にクリアできます。
「追加」メニューから「設定」を選び、「セキュリティ」タブを表示します。
「クリップボードをクリアにする」ボックスで、クリップボードの内容をクリアにする時間を指定できます。
こうしておけば、他人にPCをさわられても、クリップボードの中身を見られることはないので安全ですね。
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