Cinnamonとは、Linux Mintで採用されている、オーソドックスな軽量デスクトップ環境です。
Ubuntu 14.04からCinnamon Stable PPAが提供されなくなり、Ubuntu 14.10でも開発用のNightly buildsしか提供されません。
また、Ubuntu 14.04のときは、非公式のCinnamon Stable PPAが提供されていたのですが、今のところUbuntu 14.10はサポートされていません。
その代わりとして、Ubuntu 14.10では公式リポジトリからCinnamonをインストールできるようになりました。
現在Cinnamonの最新バージョンは、Cinnamon 2.4です。Ubuntuソフトウェアセンターからインストールできるのは、ひとつ前のCinnamon 2.2ですが、これは安定版なので、通常使うPCにもインストールして使用することができます。
Ubuntu 14.10へのCinnamon 2.2のインストールは、とても簡単にできます。
Ubuntuソフトウェアセンターを起動したら、「cinnamon」で検索してインストールするだけです。
あとは、Ubuntuを再起動して、ログイン画面から「Cinnamon」を選んで起動しましょう。
Cinnamonのシステム設定画面などは日本語化されていませんが、日本語化されたアプリケーション、また、ドキュメントでは問題なく日本語が使えます。
また、Unityとの併用も可能で、ログイン画面から切り替えて使うことができます。
しばらく使っていますが、突然フリーズするようなこともなく安定しているので、「Ubuntu Unityは重くて耐えられない」という方には、おすすめです。
Cinnamonをさらに軽量化するために、デスクトップ効果を無効にしておきましょう。
Cinnamonメニューから「システム設定」を開いたら、「Appearance」カテゴリから「Effects」アイコンをクリックします。
「Enable desktop effects」オプションをオフにすれば、デスクトップ効果が無効になり、さらに動作が軽量化されます。
また、ウィンドウのタイリングやスナッピング(大きさを自動調整する機能)も無効にしたいときは、「Window Tiling and Edge Flip」アイコンから、「Enable Window Tiling and Snapping」オプションをオフにしておきましょう。
Cinnamonのデフォルトフォントは「Sans」で、サイズも小さめになっています。
フォントのカスタマイズは、システム設定の「Fonts」から行います。
「Default font」と「Window title font」を「Ubuntu」に変更して、フォントサイズも「12」ぐらいにすると、見やすくなります。
Cinnamonのデフォルトでは、アイドル時間が10分続くと、自動的に画面が暗くなり、スクリーンセーバーロックがかかります。
システム設定の「Power Management」アイコンをクリックして、電源の管理を開きます。
「Turn off the screen when inactive for」と「Start the screensaver when inactive for」オプションを「Never」に変更しておけば、アイドル時間が続いても、画面がそのままになります。
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