freeコマンドとは、UbuntuなどのLinuxで、メモリの使用量を簡単に確認できるコマンドです。
freeコマンドは、Ubuntuに標準でインストールされています。
PCに搭載されている物理メモリの総メモリ量、現在の使用メモリや空きメモリ、また、バッファ(データ送受信時の速度の差を補うための一時的な保存領域)やキャッシュ(高速化のため使用頻度の高いデータを保存しておく領域)の使用量を、端末に表示します。
同様に、スワップメモリの状況も表示されるので、freeコマンドを実効するだけで、Ubuntu全体のメモリ使用量を、すばやく確認することができます。
端末からオプションなしでfreeコマンドを実行すると、それぞれのメモリはKB単位で表示されます。
これだと桁数が多くて分かりにくいので、「-h」オプションを追加して実行してみましょう。
「-h」または「--human」オプションを使えば、各メモリの数値が自動的に3桁に短縮され、単位付きでわかりやすく表示されます。
free コマンドの見方ですが、左から「total」総メモリ量、「used」使用メモリ量、「free」空きメモリ量です。
「total」=「used」+「free」という式の関係にあります。スワップメモリについても同様です。
「shared」は、使用メモリの中で、複数のアプリケーション(プロセス)の間で共有されているメモリ量です。
また、バッファされているメモリが「buffers」に、キャッシュが「cached」に表示されます。
「- / + buffers/cache」行の「used」と「free」の値を見ると、実際の使用メモリと空きメモリがわかります。
実際の使用メモリ量は、「used」-「buffers」-「cached」の式の値です。
また、実際の空きメモリ量は、「free」+「buffers」+「cached」の式の値になります。
「-h」オプションで3桁に短縮された数値だと計算が合わないので、この2つの数値を確認したいときは、KB表示でfreeコマンドを実行しましょう。
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