Paperとは、Ubuntu 16.04のデスクトップを、紙のような質感のマテリアルデザインに変更できるテーマとアイコンのセットです。
Paper – snwh.org https://snwh.org/paper/
バージョン | インストール方法 | 適用方法 |
---|---|---|
Paper 2.0 | Paper ProjectのPPAを追加してインストール | Unity Tweak Toolからテーマとアイコンを選択して適用 |
マテリアルデザインとは、Googleがガイドラインを公開している、紙のような質感でデバイスやアプリに依存することなく使えるインターフェースデザインのことです。
Ubuntuのウィンドウやメニュー、アプリケーションアイコンなどを、このマテリアルデザインに統一できるのが、Paperです。
ウィンドウの基本色は目に優しいグレーですが、「カレンダー」にはブルーが採用されるなど、一部のアプリケーションに固有のカラーが設定されています。
また、アイコンは複数の色を組み合わせて質感を強調した、マテリアルデザイン特有のものになっています。
Paper テーマとアイコンはPaper ProjectのPPAからインストールできます。
Ubuntuの端末を起動したら、以下のコマンドを順に実行してインストールしましょう。
$ sudo add-apt-repository ppa:snwh/pulp $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install paper-icon-theme paper-gtk-theme
テーマとアイコンの適用には、Unity Tweak Toolを使います。Ubuntu Softwareから「Unity Tweak Tool」で検索して、インストールしておきましょう。
インストールしたテーマは、「外観」セクションにある「テーマ」に、また、アイコンは「アイコン」に表示されます。
それぞれ「Paper」を選択すれば、デスクトップ全体がマテリアルデザインに統一されます。
メニューの背景色は白で、上下マージンが多めに取られているので、とても操作しやすいですね。
パネルメニューの選択色は、ネイビーブルーですが、例えば、Google Chromeのシステムメニューではダークブルー、Thunarファイルマネージャならライトブルーのように、アプリによって違う色が設定されています。
また、カレンダー以外にも、geditのツールバーには赤が使用されているように、アプリ固有のカラーが設定されているものもあり、今後Papaerのアップデートによって増えていくと思われます。
アイコンはカラフルで、どれもマテリアルデザインの特徴をよく表しています。
システムアイコンは、ほとんど揃っていますが、アプリケーションアイコンがまだ少なめですね。
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