purge-old-kernelsとは、Ubuntuにインストールされている古いバージョンのLinuxカーネルを削除するコマンドラインツールです。
Ubuntu Manpage: purge-old-kernels http://manpages.ubuntu.com/manpages/xenial/man1/purge-old-kernels.1.html
バージョン | インストール方法 | 起動方法 |
---|---|---|
byobu 5.106 | 端末から以下のコマンドでインストール | 端末から「purge-old-kernels」コマンドを実行 |
$ sudo apt-get install byobu
Synapticから「linux-image」や「linux-headers」で検索するとわかりますが、Ubuntu 16.04では、Linuxカーネルがアップデートされても、古いバージョンのカーネルは自動的に削除されず、インストールされたままになります。
古いバージョンのLinuxカーネル(linux-image-xxx, linux-headers-xxx)が残っていると、それだけで大量にディスクスペースを消費します。
システムをクリーンにしてハードディスクの空き容量を増やすためにも、使わない古いカーネルは削除しておきましょう。
purge-old-kernelsコマンドを使えば、現在使用している最新のカーネルを削除することなく、古いカーネルやヘッダーファイルを安全に削除することができます。
Ubuntu 16.04のpurge-old-kernelsコマンドは、byobu(テキストベースのウィンドウマネージャ)のパッケージの一部として提供されています。
byobuをインストールしたら端末を開いて、パラメータなしでpurge-old-kernelsコマンドを実行してみましょう。
$ sudo purge-old-kernels
コマンドを実行する前にインストールされていたカーネルのバージョンは「4.4.0-24」「4.4.0-28」「4.4.0-31」の3つですが、ここでは一番古い「4.4.0-24」のみを削除して、225MBを解放するというメッセージが表示されます。
purge-old-kernelsコマンドのデフォルトでは、最新の2バージョンを残すようになっているので、「4.4.0-24」だけが削除されるわけですね。
最新のカーネルを1つだけ残したいときは、「--keep」パラメータで残すカーネルの数を指定しましょう。
$ sudo purge-old-kernels --keep 1
これで、最新のカーネルだけが残り、ディスクスペースを大幅に節約できます。
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