依存関係を解決しながらdebパッケージをインストールするために必須なのが、GDebi パッケージインストーラーです。
Ubuntu 17.10にアップグレードしてから、GDebi パッケージインストーラーでインストールボタンを押すと、管理者パスワードを入力する画面が表示されることなく落ちる現象が発生しました。
このような場合に試す1つの解決方法として、「旧バージョンのアプリをインストールしてみる」という方法があります。
Ubuntu 17.10のソフトウェアストアからインストールできるGDebiのバージョンは「0.9.5.7+nmu1ubuntu3」ですが、これをUbuntu 16.04で安定して使えていた「0.9.5.7ubuntu1」にすることで、GDebiが使えるようになります。
まず、Ubuntu 17.10の「0.9.5.7+nmu1ubuntu3」がインストールされている場合は、Synapticで完全削除しておきましょう。
旧バージョンのdebパッケージは、Linux Packages Search - pkgs.orgから検索してダウンロードできます。
GDebi 0.9.5.7ubuntu1をインストールするには、以下の2つのdebパッケージをダウンロードします。
gdebi_0.9.5.7ubuntu1_all.deb 16.04 LTS Download https://ubuntu.pkgs.org/16.04/ubuntu-universe-amd64/gdebi_0.9.5.7ubuntu1_all.deb.html
gdebi-core_0.9.5.7ubuntu1_all.deb 16.04 LTS Download https://ubuntu.pkgs.org/16.04/ubuntu-main-amd64/gdebi-core_0.9.5.7ubuntu1_all.deb.html
2つのdebパッケージをダウンロードしたら、「gdebi-core_0.9.5.7ubuntu1_all.deb」を最初に、「gdebi_0.9.5.7ubuntu1_all.deb」を次に、それぞれダブルクリックして、Ubuntuソフトウェアストアからインストールしましょう。
古いバージョンのアプリをそのままにしておくと、ソフトウェアの更新で強制的にアップデートされてしまいます。
強制アップデート防ぐには、SynapticでGDebiのバージョンを固定する必要があります。
Synapticを起動してGDebiで検索したら、「gdebi」と「gdebi-core」を選択、「パッケージ」メニューから「バージョン固定」を選びましょう。
バージョンが固定されるとステータスに鍵のアイコンが表示され、その行が赤くかわります。
また、「ソフトウェアとアップデート」の「アップデート」タブにある「セキュリティアップデートがあるとき」オプションが、「ダウンロードとインストールを自動的に行う」になっていると、自動的にGDebiが最新バージョンにアップデートされてしまいます。
Synapticでバージョンを固定した場合は、自動インストールを行わないように、「すぐに表示」に変更しておきましょう。
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